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Fukuoka Higashi Zaitaku Care Network

グループホームgrouphome

グループホーム   (平成28年1月7日掲載)

介護保険制度 地域密着型サービス グループホームとは?
 認知症になっても住み慣れた地域で、家族の住んでいる近くで暮らしたい。そんな想いを叶えるために、介護保険制度の中で地域密着型サービス(認知症対応型共同生活介護事業)として位置付けられたサービスです。

認知症グループホームってどんなところ?
 認知症グループホームは、要支援・要介護認定において要支援2以上の認知症診断を受けた高齢者が利用できます。住み慣れた地域、小規模な生活の場で少人数(5人〜9人)を単位として共同生活の形態で、食事の支度や掃除、洗濯などをスタッフの協力を得ながら、利用者がお互いに役割を担いあって共同で行い、家庭的で落ち着いた雰囲気の中で生活を送ることにより、認知症状の進行を穏やかにし、家庭介護の負担軽減を軽くすることが本旨です。少人数だから、共同生活を送る仲間ともスタッフとも『顔なじみの関係』で安心でき、心身の状態を穏やかに保つことができます。大規模な特別養護老人ホームのような施設に比べ、家庭的で落ち着いた雰囲気で介護が受けられる点が特長で、認知症の症状の進行を穏やかにする効果もあります。入居者3名に対して1名以上のスタッフが配置され、部屋も個室となっています。
 グループホームに入居した全員が揃えるリビングもあり、ゆっくりひとりの時間を過ごしたい時は自分の部屋で過ごし、誰かとお話がしたい時はリビングで他の入居者との関わりを持つことができます。この共同空間でおしゃべりをしたり、縫い物をしたり、楽器を演奏したり、それが可能なのが認知症グループホームなのです。
 認知症グループホームのケアは、認知症の方が混乱しないで普通の生活を送ることができるようにすることを何よりも優先します。認知症の方が「心身の痛みを緩和し」、「心を癒し」、「生活に満足できるよう」に導きます。

気になる費用は?
 気になる費用ですが、月額利用料は12〜20万円程度。地域や運営会社によって異なります。
 ホテルコストと呼ばれる、いわゆる居室使用料や水道光熱費、食費などの自宅に居ても必要な費用と、介護保険の自己負担額、それに衛生関係などの日常生活にかかる費用や医療費等がかかります。自己負担割合は、2015年8月に導入された制度により、収入によって負担割合が決定されます。

(ホームケアクリニック 原 祐一)

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