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Fukuoka Higashi Zaitaku Care Network

病院・医療ソーシャルワーカーHOSPITAL・MSW

病院の役割 ・ 医療ソ−シャルワーカー(MSW)の役割
(平成28年1月25日更新)

病院の役割
 東区では平成9年より地域完結型医療を提唱し、『病院は入院』を中心に、『診療所は外来および在宅』を中心に診療分担をしてきました。その後は超高齢社会の到来に伴い、在宅診療を積極的に支援しています。在宅で過ごされている方に入院が必要になった時には、スムーズに入院していただけるよう、可能な限りベッドを空けておく等の対応をしています。入院が必要な時には“かかりつけ医”とご相談の上、病院にご連絡ください。

東区病院部会の取り組み
1) 病院相互訪問
  東区の病院では相互に訪問を繰り返し、病院の持つ機能をお互いに公開、把握することで質の担保を行っています。現在まで33回(2015年度末現在)の相互訪問を実施し、毎回100名を超える病院医師、職員が参加しています。
2)在宅支援
  東区医師会と連携した試みとして『東区南部在宅医療ネットワーク』をまず構築しました。今後は、在宅医療の裾野を広げるために在宅医療に従事する診療所医師と病院の医師が連携し、24時間、365日切れ目のない訪問診療を行う体制づくりを東区では幾つかのエリアに分かれて、推進していく方向です。
また、各々の病院において地域包括ケア病棟(病床)を新たに設置し、円滑に在宅療養に復帰できるように支援していく体制が整いつつあります。
3)東区地域包括ケア研究会
  東区病院部会が主体となり、平成27年6月より始まりました。今後は、東区の各エリア毎に地域包括ケアの進捗状況を報告し合いながら、学びを深めていく予定です。

緩和ケア提供体制
 ホスピス緩和ケアはより利用者の希望に沿えるよう多様な形で提供されています。病院では通常の入院療養、緩和ケア外来、緩和ケア入院などを提供。診療所においても緩和ケア外来通院および、訪問診療(在宅緩和ケア)を行っています。
がん患者さん・ご家族・がんを経験した方が安心して暮らしていけるように、本ネットワークおよび地域包括ケア・システムと連動して、努力していきます。

(原土井病院 成富由司、山下和海)


医療ソーシャルワーカー(MSW)の役割
 MSWとは、所属する医療機関によって呼び名も「ソーシャルワーカー」「ケースワーカー」「相談員」などと変わります。仕事内容に若干の違いがありますが、その根本となる部分は同じで、病気やけがなどによって生じる不安や問題に応じ、社会資源と呼ばれる国や市町村が実施している福祉制度の概要や申請方法のご案内などを行い、患者さまやご家族と一緒に問題解決に向かうよう支援を行います。
 MSWは病院など各医療機関に所属し、患者様のことであれば、患者さまご本人、ご家族、地域の方、関係者などどなたでもご相談いただけますので、お困りのことがあれば是非ご活用ください。

具体的な相談内容例
 ・医療費や生活費などの経済的な問題で困っている。
 ・退院後の生活のことで不安がある。
 ・介護のことでわからないことや不安がある。
 ・介護保険や障害者手帳など医療・福祉に関する公的な制度を知りたい。

業務指針
 1.療養中の心理的・社会的問題の解決、調整援助
 2.退院援助
 3.社会復帰援助
 4.受診・受療援助
 5.経済的問題の解決、調整援助
 6.地域活動
  〔厚労省『医療ソーシャルワーカー業務指針』より〕

(福岡県在宅医療を担う地域リーダー・香椎丘リバビリテーション病院 藤島伸也)

福岡東在宅ケアネットワーク

事務局:岡部廉、岡部千春
〒813-0025
福岡市東区青葉3丁目1-6
医療法人あおばクリニック内
TEL:092−691−3633
事務局専用FAX:092−692−1024
Eメール:
fukuokahigashi.zaitaku.sec
@gmail.com